パーソナルカラーに囚われすぎるのはもったいない!

こんにちは。

東京・吉祥寺にて、50代女性に向け「自分を知り、自分を表現する装いをご提案する自宅サロン」アンドレアを主宰しております、松前恵美子です。


最近、パーソナルカラーについてのご質問を多く頂きます。

ドラッグストアのコスメコーナーなどでも「イエベ向き」「ブルべ向き」などとパーソナルカラーを意識した売り方になっていたり、

ファッション誌やYouTubeでも、同様の紹介記事が見られるようになりました。

それだけ広く知られるようになったのだと思いますが、それゆえ下記のような弊害も感じるようになりました。

✔パーソナルカラーに囚われ過ぎてしまう
✔自分の似合うとされたカラー以外は手に取れなくなってしまう

でも、沢山のお客様を拝見してきて思うのは

そんな事に囚われるのはもったいない!という事です。

もったいない

今日は、私がパーソナルカラーの何を大切に思いながら

サロンに臨んでいるかをお話しようと思います。

お読みいただければ嬉しいです。

パーソナルカラー診断の結果はなぜサロンによって違うの?

これ、感じた事ありませんか?

実際に私自身、オータムと言われたりサマーと言われたりしました。

その都度、根が真面目な私は(笑)コートやコスメの色を変えたものです。

私が経験した流れを基に、シミュレーションをしてみますね。

※赤い文字で大切だと思うポイントを書いてみました。参考になさって下さいね。

似合う色を教えて下さると聞き初めてパーソナルカラー診断をしてもらい「オータム」と言われました。
私はイエローベースではなくブルーベースです。おそらくこの時診断して頂いた部屋の照明が、識別しにくいものだったのだと思います。
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お店に行ってオータムの色を探します。落ち着いたマスタードや、テラコッタ、ベージュ。
洋服だけでなくコスメもオータムにするよう勧められました。某S社のカラー判定機でもイエベと診断されたので、今でもそれは謎です。
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鏡を見て「ん?似合ってる?」と疑問を感じ、今度は違うサロンでパーソナルカラー診断を受ける。
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そこでは「えー?オータムじゃなくてサマーですよ!特に水色が似合いますね!!」と言われる。
この時は肌や髪の毛に機械を当てて測定する方法でした。「水色」と限定されたように感じ、いつも「水色」に囚われるようになりました。マジメかっ!(笑)
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「え?イエローベースだと信じていたけれど、ブルーベースだったんですね?」
「そうですよ!前回のは誤診だったのですね!」
誤診って嫌な言葉だなぁと思います。それぞれの先生方はご自分が学んだ手法で一生懸命診断して下さっているのに、と思います。
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サマーなので、ブルーベースのちょっとくすんだ色を着てみる。特に水色を着てみる。
実は私の場合「サマー」といってもくすみすぎるのは苦手です。水色って手に取りやすい色味の物は結構くすんでいることが多いのです。
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鏡を見て…顔がパっとしない気がする。印象が薄くなる?
くすみ色のせいですね。印象が薄くなる、というのは肌色に馴染みすぎて全身ワントーンで同化している感じです。
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また疑問を感じる。
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また違うサロンでパーソナルカラーを受ける…また違う結果や、似合う色を言われる…。
今度はボルドーが一番似合う、と言われました。たまたま手に入ったボルドーのニットをよく着ましたが、年齢が2~3歳上に見られる印象になり、ご相談するとメイクを濃くするように言われ、メイクを濃くすると余計年上に見られるという悪循環に陥りました。
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………。
さすがにこの辺りから「皆さん言わんとしていることは理解できるけど伝え方が乱暴だなぁ」と思ってしまいました。親近感を醸し出すことと、乱暴なのは全く違います。

実は、こういう方は沢山いらっしゃいます。

中には、全てのシーズンを言われたという方が一定数いらっしゃるのです。

パーソナルカラーの為に、時間とお金をかけたのに、

結局ご自身の似合う色がわからない、という方がたくさんいらっしゃるのです。

私は、イメージコンサルタントの仕事をするようになってから、

一口にパーソナルカラーと言っても、幾つもの流派=協会が存在することを知りました。

今思いつくだけでも、こんなにあります。

  • 4シーズン
  • 7シーズン
  • 8タイプ
  • 12分類
  • 16タイプ
  • イエベ×ニュートラル×ブルべ
  • イエベ×ブルべ×グリーンベース

…etc

なぜこのように増えていったかというと、おそらくは色についての着眼点が違うためです。

私は、そのこと自体をジャッジするつもりはありません。

ただし、流派によって診断に使うドレープも違うため、

結果がバラついてしまうのはお客様にとってはデメリットだと感じています。

また、お客様に良かれとのことだと思うのですが、

ファーストシーズン、セカンドシーズンを提唱する派もあります。

私も勉強して採り入れたこともありましたが、

カラーの勉強をされていないお客様の場合、

「イエローベースもブルーベースも似合うってどういう事??」と、

かえって混乱を招くことになってしまいました。

パーソナルカラーは「似合う色」と「似合いづらい色」を知るためのもの

パーソナルカラーが、一般的に広く知られるようになって

「この色は自分に合ってるか、合ってないか」が気になる人が増えてしまいました。

でも、そうではないのです。

パーソナルカラーは「似合う色」と「似合いづらい色」を知るためのものなのです。

似合う色は、「私」を素敵に見せてくれる。

似合いづらい色は、「私」ではなく色が悪目立ちする。

 

ただ単にそれだけのことです。
そして、「似合う色」と「似合いづらい色」をわかりやすくするために

下記の4点に重点を置いてお伝えしています。

  • クリアな色味が似合うのか
  • 落ち着いたくすんだ色味が似合うのか
  • 薄い色だとどんな印象になるのか
  • 濃い色だとどんな印象になるのか

この4点が分かっていただけると、ご自分でお買い物をする時の助けになってくれます。

「合ってるか、合ってないか」という観点は自分が苦しくなる

パーソナルカラー診断を受けて

  • おしゃれの幅が狭まった⤵
  • パーソナルカラーにとらわれておしゃれが楽しくなくなった⤵

と、感じる人が一定数おられます。

これはパーソナルカラーに限ったことではありません。

骨格診断も顔タイプ診断も、すべて根っこは同じです。

日本人は真面目な方が多く「診断」が好きなのだそうです。

そして、真面目だからこそ「合ってるか、合ってないか」が気になってしまう。

また、カラーリストの伝え方も問題なのだと思います。

「あなたは○○タイプだから、黒は絶対着てはダメです。似合いません。」

「あなたは○○タイプだから、もっと鮮やかな色を着てください。」

正直、私は「これはダメ」「強く勧める」という伝え方が好きではありません。

どんな色が似合うかわからなくて悩む方が「ダメ」と言われたら、

その色の服や小物を気に入ったとしても、購入をためらってしまいそうです。

どんな色が似合うか迷っている方が「強く」勧められたら、

忠実に守ろうとしてしまうと思うのです。

まさに、おしゃれの幅を狭めてしまうことになってしまいます。

私はそのようなアドバイザーにはなりたくありません。


実は、そう思うようになったには理由があります。

これは私の懺悔なのですが…

実際に、サロンを始めたばかりの頃にこのような恥ずべき会話をしてしまったことがあるのです。

 

わたし
「○○さんは、サマーだから、ベージュとかテラコッタとかモスグリーンとか似合いませんねぇ。」
お客様
「私、ベージュやテラコッタが都会的でとっても好きな色なんです。着ちゃダメですか?」
わたし
うーーん、顔色がガクッと落ちて老けますよ~。
お客様
…わかりました⤵
もう、私サイテーなアドバイスをしてしまいました…。
もちろんお客様はその後一度もお見えになりませんし、ご質問もして下さいません。
当たり前です。こんなシャッター下すようなアドバイスをしてしまったのですから。
しかと肝に銘じた出来事でした。

ただし「似合いづらい色」を知ることは大切

なぜなら「似合いづらい色」とは、自分ではなく色そのものが目立ってしまうため

そうならないように、工夫が必要になるからです。

私自身がお客様に診断結果をお伝えする際には

「似合いづらい色と、その理由」を、ハッキリお伝えするようにしています。

理由が分かれば、工夫の仕方も簡単にわかるようになります!

なぜ「似合わない」という言葉ではなくて「似合いづらい」という言葉を選ぶかと言いますと

「似合わない色」が、お客様ご自身の好きな色と同じ場合がままある事を、上記の失敗から学んだからなのです。

お客様を委縮させ、傷付けるような言葉の選び方は決してしないように、と決めています。

「好きな色」と「似合う色」は違うこともある

パーソナルカラー診断は、その人が持つ美しさを引き出すためのひとつの手段であって、すべてではありません。

カラーを気にしすぎて、やってみたいメイクやファッションに挑戦しないのはもったいないと思います。

ただし、ここで問題になるのが

「似合う色が果たして好きな色がどうか」という問題です。

もし違ってしまったら、お客様ご自身も、ショックを受けられる場合が多いです。

パーソナル(個々人)の魅力を活かすためのカラー診断なのに、

診断結果にこだわる、いわば同調圧力を自分にかけてしまうという…

なんという矛盾!

「好きな色」と「似合う色」が違う時には

私のサロンでは、昨年の後半くらいから、

パーソナルカラー診断の結果をお伝えしてすぐに

「お好きな色は何ですか?」と必ずお聞きするようにしています。

  • ベースカラーが真逆であっても
  • 本来は鮮やかな色が似合うけれど、そんなに派手な色は選びたくなくても
  • 本来はスモーキーな色が似合うけれど、パキッとした色が好きでも

その「好き」というご自分自身を活かしつつ、

どのように診断結果を活かすか、のお話をさせて頂くようにしています。

たとえば、

  • ブルーベースでも似合うベージュはどのようなお色味か
  • イエローベースでも似合うラベンダーカラーはどのようなお色味か

そこを踏まえたうえで

好きな色を着ましょう!と寄り添うことにしています。

 

私の場合は…

実際に過去に受けた診断では、紺色が好きで着ていた私に

「サマーの松前さんには紺色は強すぎる。キツく見られる。」と言われました。

でも、一番好きな色ですし、着ていて一番落ち着く色なので、ほぼ毎日着ます(笑)

その代わり、合わせる色はサマーを意識します。

また、似合いづらい色はボトムスにもってくるようにしています。

【似合って好きな色】

 

【似合いづらい色】

 

【似合いづらい色をボトムスにもってきた場合】

 

【一見似合いづらそうな色合い】

①このスカーフは、オレンジとベージュ、という似合いづらい色の代表選手が2色もいますが、

大好きな紺色が全体の印象を締めているのと、クラシカルな柄が似合ったことと

シルクの艶が「顔タイプ:大人タイプ」の私に似合うので、気にせず購入したものです。

全体の印象を甘くしたくない時に、とても重宝しているスカーフです。

②一方こちらのストールは、オレンジの割合が高いのと、水色の傾向もイエローベースの青味なのと、

フリンジや、素材に混ざっている麻が「顔タイプ:子供タイプ」に似合うテイストだったので、

いくら惹かれても、さすがに3つも苦手要素が重なったので諦めました。

オレンジ

③同じ麻素材であっても、こちらのストールは色合いが全てサマーであることと、

柄の雰囲気がフェイスマッチの結果とても似合ったので、迷わず購入しました。

 

このように、装いを選ぶという事は

自分の「好き」を活かしながら、美しさや在り方を表現できる絶好のチャンスなので

「似合う色と似あいづらい色」のバランスをうまくとりつつ、好きな色で装いを楽しみたいと思っています。

おわりに

今日の記事では、私がパーソナルカラーの何を大切に思いながら

サロンに臨んでいるかをお話いたしました。

パーソナルカラー診断結果に囚われ過ぎてしまい、自分の似合うとされたカラー以外は手に取れなくなってしまう…

そのように感じる方に向けて、

1.パーソナルカラーに囚われるのはもったいないこと。

2.「好きな色」と「似合う色」が違う時には、診断結果と「好きな色」のバランスをとる方法を見つける。

この2点を大切にしながら、私はお客様との時間を大切にしています。


装いは、工夫と知性でどのようにでも出来ます。(尊敬する大草直子さんの言葉です)

もしご自分では工夫の仕方が分からない時には、プロのアドバイザーに頼ってみましょう。

必ず、お客様の「好き」を活かすポイントを見つけてくれることでしょう。

お読みいただきありがとうございました。

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