こんにちは。
東京・吉祥寺にて、50代女性に向け「内面と外見がマッチする装いをご提案する自宅サロン」アンドレアを主宰しております、松前恵美子です。
※前回から3回シリーズでお送りしており、今日は2回目です。
ファッションやメイクをアドバイスする「イメージコンサルタント」という世界に身を置くようになり、
私は、自分の在り方と、ずっと向き合ってきました。
お客様の内面に土足で入りこむことは、自分に厳しく戒めています。
それは不遜なことだと思うから。
私はあくまでも、「装い」についてのアドバイスとサービスをご提案する「人」でありたい。
もしも、お客様が内面の深いところを聞いてほしい、聞いてくれることで前に進める、と
私に対して思って下さるのならば、誠実にお話を伺います。

前回から
- 50代のファッション:私の在り方
- 50代の厚塗りにならない引き算メイク術
- 50代のコーデに必要な3要素
この3つのテーマでお話しております。
今日は2回め。
「50代の厚塗りにならない引き算メイク術」です。
お読みいただければ幸いです。
ある日突然メイクが分からなくなる
私は今から8年くらい前に、ある日突然、
それまでのメイクが似合わないように感じて、焦りました。

「どうやっても余計に変になる~。」と感じて迷走しました。
その頃の写真がこちらです。
↓

そしてメイクの先生をネットで検索し、訪ねました。
仕上げて頂いたその時は感動し、でもだんだん違和感が生じ、
違和感をお伝えしても「そんなことないわよ~」と一蹴されてしまうので、
また検索し…の繰り返しでした。
その間を時系列でまとめた写真がこちらです。
49歳~54歳までの私です。
↓
※向かって左が49歳頃で向かって右が54歳頃です。
それでも、納得できずに最後に学んだメイクがこちらです。
一昨年、55歳です。
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※何パターンかをメイクで表現する宿題なので、向かって右のメイクは私には強すぎます。似合うメイクは向かって左のSoft Elegantなメイクになります。
ここまで学んできても、私はメイクに対して違和感を感じていました。
何がそんなに気になったかというと…
どのメイクも濃すぎる!
このことに尽きるのでした。

もっと言うと…

と、感じてしまいました。
もちろん若い方はそれも良いと思います。
私は50代としてそう感じたのです。
もっと正直に言えば、
インスタなどのSNSにあふれているアフター写真は、どれも濃すぎてステキには見えなかったんです。
私自身メイクを勉強してきたので、なんとなくわかるのですが
そういった教室やスクールは、メイクに慣れた達人が、先生やアシスタントとしてご指導くださいます。
その空気に触れていると、感覚が麻痺してきます。
かく言う私も麻痺していた一人です。
今でも忘れちゃいけない!と思っているエピソードがあります。
勉強中にメイクモデルさんとして友人たち(50代)が来てくれた時、
ほぼ全員が「勉強にはなったけど、濃過ぎて電車に乗れないからトイレで薄くしてから帰った」と正直に感想を教えてくれました。
自分のやっていることを、もっと冷静に俯瞰して見なくてはいけないな、と気付かせてくれました。
引き算メイクを身につける
それから、引き算でメイクをする訓練を重ねました。
メイクアップアーティストの講演やトークショウに行ったり、動画で研究して自分の顔でやってみたり。
友人のお顔を借りて、練習させてもらったり。
そして、たどり着いたのがこんな感じのメイクです。
昨年10月末、56歳です。
↓
この7~8年で、一番若々しく見えるのではないでしょうか。
私が目指すメイクは、50代以上の女性にとっての日常生活に寄り添うメイクです。
眉とチークは大切です
引き算が大切ではありますが、絶対外してはいけないパーツがあります。
眉とチークです。
たとえ70代、80代になっても、この2か所は変わりません。
私の母は75歳で要介護度が付きましたが、だんだん回復するにつれて、出かけるときのメイクは私がするようになりました。
眉を薄いグレーのペンシルで描き足し、ピンクのチークをふんわり品よくさして、艶の出るリップをさすだけなのですが、
表情の輝きが全く違ってきます。
眉とチークを活かすために
一番大切なのは、素肌を整え、出来る限り厚塗りにならないようにすることです。
肌に塗れば塗るほど濃い厚塗り感ばかりが出てしまうので、年齢を重ねた方は、余計に老けて見えてしまいます。
最小限のコンシーラーと、ファンデ、お粉で仕上げられるよう
素肌から整える必要があるのです。
素肌を整えるには、
- 身体によい食事を心掛ける。
- 基礎化粧も、やたらとアイテム数を増やさずに、洗顔と保湿に重点を置く。
頬に自然な艶がよみがえってきたら、お手入れがうまく出来ている証拠になります。
眉は感情や人間性を表し、チークは幸福感を表現するパーツと言われています。
やり過ぎない眉とチークで、感情や人間性を表したうえで幸福感をまといたい。
その上で、リップとヘアスタイルを整えれば、女性はいくつになっても美しさが際立ってきます。
やり過ぎない眉やチークとは
「やり過ぎない眉」とは、薄くて細い眉ではありません。
思っているよりも、茶系で太く感じられるかもしれません。
これは個人個人で最適な色味と位置と太さが違うので、お近くのプロにお尋ねくださいね。
私も少し詳しい記事を書きましたのでご参考になれば嬉しいです。
これも個人個人で違うので、お近くのプロにお尋ねください。
少し詳しい記事はこちらです。

ぜひ、今の自分に合うメイク法を身につけてくださいね。
若い頃のメイク方法では、どんどん老けて見えるメイクになってしまいます。
まとめ
私が目指す50代以上の女性にとってのメイクは、
やり過ぎない&日常生活に寄り添うメイクです。
こんなに回り道してきた私が実践しているのは
このような手順になります。
1.洗顔、保湿
2.美容液、バーム、オイルなど(油分で保護)
===ここまで朝晩のお手入れ===
===メイク===
1.下地(日焼け防止)
2.ファンデ(少量を限られた部分のみ)
コンシーラー(必要最小限)
3.パウダー(少量を限られた部分のみ)
4.眉(必須)
5.アイメイク(必要なだけでOK)
6.チーク
7.リップ