こんにちは。
東京・吉祥寺にて、50代女性に向け「内面と外見がマッチする装いをご提案する自宅サロン」アンドレアを主宰しております、松前恵美子です。
今日のテーマは「あなたは自宅サロンで何を着ますか?」です。
私達50代の女性は、自宅で何らかのサロンやお稽古を主宰している方って多いと思うのです。
そんな時に何を着るか迷ったことはありませんか?
私はあるのです。それも結構深刻に(笑)
失敗談も含めて、私が最近気を付けていることを書いてみたいと思います。
お読みいただければ嬉しいです。
「自宅」だけど「仕事場」
「自宅サロン」というからには、自宅が仕事場であるわけです。
お客様をお迎えする我が家のリビングは、今流行りの「真っ白な」空間ではありません。
どちらかと言えば木のぬくもり感が好きなので、そちら寄りの内装です。
日常とは少しレイアウトを変え、掃除をして、アロマディフューザーでの香りとBGMで仕上げをします。
そして最後に自分も普段着から着替えます。
内装にマッチする、色合いも沈み過ぎずガチャガチャし過ぎない、上品な出で立ちが理想です。
でも…
お恥ずかしながら、結構最近まで何を着て良いのか悩みました。
- 日常とは線を引く意味で「ジャケット」を着たほうが良いのか…でも内装の感じとジャケットが全くそぐわず。
- お客様が威圧感を受けないように、ユニクロなどのアイテムできれいめにリラックス感を出した方が良いのか…そうすると「普段着感覚」から抜けられなくなる。
また、服装だけでなく、
50代ですので、当然コンタクトかメガネか、の問題もあります。
私は近視なので若いころからコンタクトレンズを愛用していますが、近いところが見えづらくなってしまい、現在3種類を使いこなしています。
- 遠近コンタクトレンズ+シニアグラス
- 遠近両用メガネ
- 中近両用メガネ
顔タイプ診断はお写真から数値で診断するので、眼鏡の方が間違いないですし、
メイクも繊細な見分けが必要なパーツも多いので、眼鏡をかけたり外したりは避けたいところです。
それに、眼鏡をかけたらかけたで「普段の顔」になってしまい、おしゃれ感は激減する…。

そんなある日、やらかしてしまったのです!!
私の失敗
その日は、「ユニクロなどのアイテムでリラックス感を出した方が良い」と思っていた頃だったので、
ユニクロのトップスに、別ブランドのプリーツスカートでお客様をお迎えしました。
アクセサリーは、小さな一粒パールのイヤリングをしていたと思います。
今思えば「顔タイプ:ソフトエレガント」を意識しすぎていました。
「ようこそ!」とお迎えした途端、凍りました。
お客様のトップスと私のトップスが、全く同じだったんです。
お客様もすぐに気づかれ「これシルエットとか綺麗ですよね。」と笑顔で言ってくださいましたが、
私は内心「やってしまった!」と思い、恥ずかしくなりました。
「綺麗になりたい、といらして下さるのに、私が同じものを着ていたら気分が上がらないではないか!!」
お客様と同じではいけない、と思ったのです。
とても優しく素敵なお客様でしたので、そのことで気分を害されたとかそういった素振りはお見せになりませんでしたし、
私もいつものように集中して、心を込めてアドバイスさせていただきました。
それでも、なんだか自分の出で立ちが恥ずかしく、落ち着かない気持ちを押し込める瞬間もしばしばあり、申し訳なかったと思います。
イヤリングと眼鏡
そういうことがあってから、
どうやったら「私がお客様よりおしゃれで、且つお客様が気持ちよくリラックス出来る装いでお迎えする」ことが出来るのか、より一層考えるようになりました。
考えるだけでなく、色々なプロの先生をお訪ねしつつ、見聞を広めました。
そしてまずは、ユニクロ・GUは仕事では着ないことにし、イヤリングと眼鏡をおしゃれにすることにしました。
ポイントは3つ。
✓部屋の雰囲気にも合う、
✓上品なインパクトが感じられるもの。
イヤリング
たとえば、私に似合うイヤリングは「大きすぎない一粒パール」なのですが、仕事の際はもう少し大きめのものを選びます。
↓
また、最近のお気に入りは、バッファローホーンの透かしのイヤリングです。
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バッファローホーンは水牛の角を加工したものですが、軽くて色合いも多彩なので選び甲斐のあるアクセサリーです。
お揃いでバングルも持っています。

私のパーソナルカラーはサマーですので、シルバー一択!と言われるかもしれませんが
濁り過ぎないキャメルやベージュは、品の良いゴージャス感が出るので、紺と合わせてよく身に付けるようになりました。
↓
この写真は外出する時に撮ったものですので、ジャケットを着てカメオを合わせていますが、サロンワークの際は、ジャケットではなくボウタイをしたり、スカーフを合わせたりしています。
メガネ
メガネについては、一番最後まで悩みました。
今、「似合うメガネ」理論が流行っていて「似合う」ことに注目が集まっているのですが、50代には要注意です。
50代前後からは、「似合う」メガネは馴染みすぎてしまいオシャレには見えず老けてしまうのです。
そんな時に観ていた、あるテレビドラマで、鈴木京香さんのメガネがステキだな、とピンときました。
ドラマの中で調べものをする時のシニアグラスとして、セルのブラウンフレームをかけていらっしゃいました。こんな感じの、太めでインパクトのあるものでした。
京香さんはパーソナルカラーはサマー、顔タイプはソフトエレガントなので、理論的にはこういった方がお似合いです。
でも、圧倒的にハッキリしたフレームの方が、良い意味で個性的でお似合いでしたし、
その時の上品なニットとスカートのお衣装にも不思議なくらいマッチしていて、印象深かったです。

実際その頃の私もこういう「似合う」のをかけていました。
馴染み過ぎて普通になってしまい「オバサン」っぽくなってしまっていました。パープル、という色のチョイスも良くなかったと思います。
そこで、真剣に「私が素敵に見えるメガネ」を探して、プロの意見を聞きつつ手に入れたのがこの2本です。
1.シルバーフレーム(堅めの仕事用)
2.セルフレーム(オールマイティ用)
違いが分かりにくいかもしれませんが、こんな感じです。
私は中央の「オールマイティ用」がとても気に入り、最近はこればかりですが、
シルバーフレームは女性らしいワンピースなどにもマッチするので大切に使っています。

元々のパープルのメガネは、勿体ないのでクリップオンサングラスという加工をしていただきました。
それはそれで、運転の時などに便利で重宝しています。
理想を描く
私はこんな風に、イヤリングとメガネという、小物から揃えていくことになりましたが
最後に大切にしたことは「サロンで過ごす理想の私」を具体的に描いたことです。
私の場合は「女友達を招いたホームパーティ」です。
ロングカーデやワンピを羽織りにするなどして、寛ぎ感を出しつつ
女性同士の華やかな場を崩さないような色ものを1点投入。
やっと「お客様をお迎えする装い」がハッキリと形になってきました。
このような感じです。
今はまだ外が寒いので、トップスはネイビーが多いですが、春になるとオフホワイトや水色などが増えてきます。
こんな感じでしたら、お茶をお入れしたり、メイクをしたりするときも私自身寛いで出来ますし
おそらく99%お客様と被らないでお迎えできる!と、自信をもって服を選ぶことが出来ています。
まとめ
このように、自宅サロンの主宰者としてお客様をお迎えする装いは、意外と難しいものです。
「サロン」だけでなく、ピアノの先生、英語の先生、公文の先生…。
ご自宅で何かの先生をしておられる方も、
- 動きやすい服装で、
- なおかつ部屋着過ぎず、
- よそゆき過ぎない
そんな装いは必要だと思います。
ご自分に似合うそういった装いを知ってみたい方は、是非プロのアドバイスを受けてみてくださいね。
私も、50代のサロン主宰者の方の装いを、同世代ならではの落ち着きを出しつつ
ご提案していけたら嬉しいな、と、いつも考えています。
お読みいただきありがとうございました。