こんにちは。
東京・吉祥寺にて、50代女性に向け「内面と外見がマッチする装いをご提案する自宅サロン」アンドレアを主宰しております、松前恵美子です。
お客様をお迎えする中で、一番ご質問が多いのは「眉」です。
皆さん書き方のポイントが分からないとお悩みで、
結果的に若い頃のメイクと同じ方法のまま、自信はないけれど描いておられる方がほとんどなのです。
でもね、顔の肉付きなど変化していきますし、メイクのその時々の「流行」もあります。
「流行」は追わない、追いたくない、と仰る方も多いです。

「流行のメイク」「流行の服」を勉強した結果、
「流行に左右されないオーソドックスなものが好き。」と再認識したのです。
それでも、「若い頃とは違う今の自分にしっくりくる方法論」は確かに存在します。
方法論はお一人お一人で違うので、お一人でも多くの方にお伝えしていきたい!と日々活動しております。
そして、眉は顔の印象を左右する重要なパーツです。
眉は「感情や人間性を表す」と言われています。
一番似合う眉の書き方を身につけて、明るく幸福感に満ちた表情を手に入れましょう!
この記事が、眉に悩む方のヒントになれば幸いです。
平行&アーチ眉とは、今っぽさもある「きれいめ眉」
50代の眉に最適な「平行+アーチ眉」とは
平行眉とアーチ眉の良いところを組み合わせた眉の形のことです。
今っぽさも残しつつ、きちんと感もあり、表情豊かに見える眉の形だと思っています。
平行眉だけでは子供っぽく、アーチ眉だけでは老けてしまいます。
ここではきちんと感のある「大人のきれいめ眉」をご紹介したいと思います!
上の写真をご覧ください。
眉山までは、眉の上下のラインを平行に書き、眉山から眉尻にかけては細くしながらアーチを描いています。「アーチ」で大切なのは角度です。
ご自分の目尻のラインと平行にしましょう。
✔顔の輪郭やパーツに曲線を感じる方は、平行部分に若干の丸さを。
顔タイプ診断で、フェミニンやキュート、アクティブキュートと言われた方は、平行部分を少しだけ丸くしてあげるとお顔立ちに合います。
その際、アイブロウブラシを使います。線を引くように書くのではなく、短いストロークで少しずつ肉付けしてあげるように書きましょう。
✔目が小さめの方は若干細め。
お顔の印象から、目が小さめな方は、眉に太さを少し控えめに書きます。
目が小さめな方とは、一重・奥二重・目の横幅が狭い、このような方になります。
顔の印象を大きく変える、5つのポイント
ここでは、眉を書くにあたり、気を付けて頂きたいポイントをご紹介したいと思います。
ポイントは5つあります。
- 黒やグレーの眉アイテムを使わないこと
- アーチ眉にしないこと
- 「眉の長さ」に気をつけること。
- 眉頭のぼかしを忘れないこと
- 眉尻は眉頭より下げない
黒やグレーの眉アイテムは使わない
アイブロウペンシルやアイブロウパウダーなどの色選びを少し工夫するだけで、垢抜けた表情につながります。
眉毛は自分の髪色と同じトーンの茶色を選ぶのがポイントです。黒髪の人は、つい黒やグレーを選びがちですが、ブラウンを選びましょう。
しかも、ブラウンでもやや赤みのあるブラウンを選ぶと、女性らしい雰囲気になります。

黄みがかった色のアイブロウにしてしまうと、
疲れた感じのやさぐれた表情になり、お勧めしません。
イエベの方も、赤味のあるブラウンで上品に仕上げましょう。ただし、グレイヘアに移行している方は、柔らかいピンクブラウンを選ぶと馴染みます。
よく言われるグレーのペンシルで書くと、ちょっと老けた印象になります。
↑
オール白髪の母で確認済みでございます(^.^)
ちなみに、黒のアイブロウペンシルは、ダンスメイク(バレエ・社交ダンス等)にはよく使われます。
その場合でも黒で塗りつぶすわけではなく、茶で仕上げた後、眉の下側ラインを黒のペンシルで重ね書きして、ラインを強調するのです。
そうすると遠目で見てもぼやけず強いライトで飛んでしまうこともありません。それほど黒は強い色なので、普段の生活で使うのは避けた方が無難です!
アーチ眉にしないこと
この場合のアーチとは、こんな感じの角度のことです。
↓ ↓ ↓
昭和感漂いますし、老けて見えることが多いです。
また、眉と目の距離が離れてしまうので、それも老けた印象を見る人に与えてしまうのです。
眉毛と目の距離はなるべく近づけることで、眼力が出て締まった目になります。
そして、距離を近づけるために書き足すのは、上ではなく下なのです!
自分の眉の下に書き足すことを意識して書いてみてくださいね。
「眉の長さ」に気をつけること
こちらもすこし工夫するだけで若見えの効果があります。
基本的に、眉毛は長ければ長いほど、クラシカルな雰囲気になります。
眉尻は、口角と目尻を結んだ延長線上です。この長さだと長過ぎず短すぎず、オールマイティな長さになります。
よく言われる「鼻と目尻を結んだ延長線上」ですと、長めになります。フォーマルなスタイルをなさる時には長めの眉の方が全体的にバランスが良いので、ぜひ使い分けてくださいね。
眉頭のぼかしを忘れないこと
眉をハッキリ&クッキリ書きすぎると、強そうなイメージになってしまいます。
書いたあとは、眉頭部分を鼻筋に向けてスクリューブラシでぼかしましょう。
眉毛の存在をくっきりさせないことが大切です。
眉頭が濃いと、のっぺりとしてかなり不自然な眉毛になります。
スクリューブラシが付いているアイブロウペンシルもたくさん揃っていますので、そのようなアイテムをうまく使いましょう。
眉尻は眉頭より下げない
眉尻が眉頭より下がっていると、自信のなさそうな表情になってしまいます。
眉を書き終わったら、きちんと鏡から距離を取って下がっていないか確認しましょう。
あまりにも下がっていたら、スクリューブラシで絡めとるように取って書き直しますが、微調整で済みそうだったら、
眉頭の下(下の写真の点線のあたり)を少し書き足してバランスをとっても良いと思います。
お手入れの仕方です
今の眉メイクは、なるべく手を加えず自分の骨格※に合った眉に整えるのが理想です。
※骨格についてはお一人お一人で違うので、レッスンでお伝えしています。
とはいえ、まったくお手入れしない、というわけではありません。
以下を参考になさってくださいね。
✔すっぴんで眉をカットするのはNGです。
ついつい、メイク前に眉毛が気になって整える、という方は多いと思います。
でも、それですと感覚的に剃ったりカットしたりしてしまい、思ったのと違う仕上がりになることが多いです。
まず「こういう形に整えたい」という希望の眉の形にメイクをしてから、カットを始めるようにしましょう。
✔メイクをした眉からはみ出た毛だけを整えます。
希望の眉の形から、はみ出ている部分が、要らない眉毛ということになります。
明らかに、眉の形から離れたところに毛根がある毛は、毛抜きで抜いてしまいましょう。
長さが伸びてしまっている毛は、眉用コームで上から下になでつけ、
コームを当てたまま、はみ出している毛だけをハサミでカットすると、刈り込まなくても済みます。
✔眉間に生えている眉毛も忘れずにお手入れ。
眉間に眉毛が生えていると、繋がっているように見えてしまい、違和感があります。
鼻筋から綺麗に眉頭が始まるように、不要な毛は抜いてしまいましょう。
おすすめ使用アイテム
絶対必要なのは3つ
1.眉のフォルムを整えるアイブロウペンシル
眉毛の輪郭をとったり、眉尻などの細かい部分を書くのに使うもの。毛が足りない地肌の部分に書き足したいときも、ペンシルがあると便利。
2.眉のボリュームを調節しやすいアイブロウパウダ一
「アイブロウパウダー」は、ナチュラルにやわらかく書きたい部分に使うもの。眉山〜眉尻にかけてはペンシル、眉頭~眉山はパウダーで書くとバランスが良いです。
3.アイブロウブラシ
アイブロウブラシは先端の毛束が細いものを選びましょう。毛を1本1本書き足すように使いたいので、ボワボワしているものは書きにくいです。
4.スクリューブラシ
眉頭をぼかすために必ず用意しましょう。柄の長いものの方が、力が入り過ぎずに使いやすいです。
無くても良いけどあると便利なもの3つ
1.アイライナーとスクリューブラシが合体しているもの
くり出し式アイブロウライナーとブラシが、ひとつになっているものもお出かけ用に便利です。

2.アイブロウリキッド
「アイブロウリキッド」は、輪郭を取るようにベタッと書くのではなく、1本1本毛を書き足すように、足りない部分や、取れたら困る眉尻に書きましょう。特に、汗をかく夏場は眉尻をこれで細く重ねておくと、一日中綺麗な眉のままでいられます。

3.眉マスカラ
眉マスカラは、眉の色をやわらかくするために使うものです。こちらのKATEのものは、ふんわり見せてくれる効果もありますし、パールやラメが入っていないので、ごく自然に仕上がります。

【決定版】これが大人眉の書き方
眉毛を書くときは中央部分から書きます。
なぜなら眉毛1本1本の毛流れは中央部分が重なるように生えていて、濃くなっているからです。
中央部分の濃いところを利用して、自然なグラデーションが付くように書くと良いでしょう。
濃さを均一にベタッと書いてしまうと、古臭い顔に見えてしまうので、グラデーションは必ず付けるようにしましょう。
左右どちらから書くかは、書きやすい方、得意な方から書くようにしましょう。
1. | ブラシとパウダーを使って、黒目の上部分に黒目幅と同じ幅で、平行四辺形(眉山に向けてすこーし上がるように)を書きます。 上辺と下辺は平行になるよう書きましょう。 |
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※上辺と下辺が平行にならずに弧を描くと、老けた印象を与えます。(右イラスト参照)なお、眉山は、黒目フレームの目尻側延長線上です。 | ![]() |
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2. | 上まぶたのカーブと平行に眉尻を書きます。眉尻は細くなるようペンシルで書きましょう。 | ![]() |
3. | 眉尻に使ったパウダーの残りで眉頭を書きます。眉頭は鼻筋から繋がるようなイメージで位置を決めます。 くれぐれも、唐突に眉が始まらないように気を付けましょう!そして、スクリューブラシでよくぼかします。ぼかすときは鼻筋に向かってぼかすようにしましょう。 |
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4. | 眉と鼻筋とを繋げるためにノーズシャドウを入れます。メイクの最後に使うハイライトの効果もアップしますので是非!
パウダーアイブロウの一番薄い色を使って、眉の下辺中央から鼻筋に向かって、付属のブラシでサッとひと刷毛します。 |
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5. | 最後に、眉にのせた色味がまだらになっていないか、よく確認します。 色が抜けている箇所は、アイブロウブラシにパウダーを含ませ、スタンプを押すように埋めていきます。 ブラシやペンシルの芯でこすってしまうと、せっかく乗せた色が剥げてしまいます。 |
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私が書く時の注意点と使用アイテム
注意点
ドレッサーや洗面台の鏡に対して、あごを出して書かずに、
手鏡を利用して、鏡と顔が正面から平行になるように姿勢を整えて書くようにしましょう。
私の使用アイテム
私が日々のメイクで使っているのは、この4点だけです。
アイブロウパウダーは、シーズン毎に色々なものが売り出されますが、
50代の自分にとってラメや色味が付いているものより、オーソドックスなものが使いやすく安心なので、お客様へのレッスンでもこれらをお勧めしています。
もっとずっと先に、白髪を楽しむようになったら、アイブロウパウダーを少しピンクブラウンにして楽しんでみたいと思っています!
アイブロウパウダー | KATEパウダーアイブロウ EX-5 | ![]() |
アイブロウペンシル | KATEアイブロウペンシルA BR-4 | ![]() |
アイブロウブラシ | シュウ ウエムラ ブラシ 6 OB N | ![]() |
スクリューブラシ | シュウ ウエムラ マスカラ ブラシ コーン | ![]() |
まとめ
50代の眉に最適な眉は「平行+アーチ眉」です!
平行眉とアーチ眉の良いところを組み合わせた眉の形のことで、
今っぽさも残しつつ、きちんと感もあり、表情豊かに見える眉の形なのです。
眉は「感情や人間性を表す」と言われています。
貴女にとって一番似合う眉の書き方を身につけて、
明るく幸福感に満ちた表情を手に入れましょう!
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