こんにちは。
東京・吉祥寺にて、50代女性に向け「内面と外見がマッチする装いをご提案する自宅サロン」アンドレアを主宰しております、松前恵美子です。
昨夜、何気なく観ていたYouTubeに、大好きなLes Miserablesの「民衆の歌」がアップされていました。
是非イヤホンで大音量でお聴きください。
※YouTubeのコメント内に、【Shows at Home】さんによる、出演者順リストがあります。
伝えたいことは、まっすぐに伝える
この動画を観ていて、なぜこんなに胸を揺さぶられるのだろう、と思いました。
私も10歳からフルートを学び、音楽大学に入るほどに音楽に親しんだので
「音楽の持つ力」は十二分に知っています。

その力に加えて、演奏者のドレスやメイク、舞台演出などなどで
伝えたいありったけを表現して、一つの作品に仕上げて聴衆の皆さんに届けるのです。
一方、この動画の出演者の皆さんは、
ほぼほぼ家で過ごす普段着を、サラッと着ておられる方がほとんどです。
似合っているものを着ていない方もおられます。メイクもうっすらの方が多い。
↑
上から目線でゴメンナサイ。イメコンの悪い癖です💦
でも、歌っている方は、圧倒的な「歌で伝えたい!」という思いを前面に押し出すことで
もう服だメイクだ背景だ、が全く気にならなくなっているのではないでしょうか。
そして、その姿そのものが美しくて、胸を打つのだと思いました。
私自身も昔人前で演奏した時、表情や見栄えを気に掛ける余裕がありませんでした。
というより、そういうことが気にならなくなるのです。
もちろん、その舞台に立つ直前までは、メイクの感じとか前髪のセット、ドレスが綺麗に着れているか等々を
楽屋の鏡で一生懸命整えます。
たとえば、ビゼーのカルメンを演奏する時には、
あまりに清楚なメイクやおとなしい髪型は、やはり曲調に合いません。
赤いリップが塗れない分(フルートは唇にマウスピースを当てて吹くため)、
少しでも眉をハッキリ描き足したり、舞台の中央に進むときにも、
楚々と歩くのではなく大股で堂々と歩を進めるのです。
当時師匠に、バラの花一輪をくわえて舞台へ進め!と言われたものです。そこまでして準備をして外見も整えても、舞台にひとたび上がれば、
直前まで自分自身が積み上げた練習しか、信じることができません。
積み上げてきた練習=自分そのものを、取り繕うことなく目の前の人たちに届ける事が、舞台芸術の真髄です。
だからこそ、聴いて下さる方、観てくださる方に、思いがまっすぐに伝わるのだと思います。
そして、観ている私達も、服だメイクだ背景だ、が全く気にならなくなっているのです。
気にならないどころか「美しい」とさえ感じます。
外見は内面の一番外側
私はイメージコンサルタントとして、
- 自分が何を着て良いのか分からない
- 自分の着ているものに安心感と満足感が持てない
そんな風に悩む方々へ「自分本来の美しさや魅力」に
気付いて頂くためにアドバイスをしています。
ファッションを理論で解明し、その理論を土台にして、
ご本人様が「そして自分は本当はどうなりたいのか、どう見せたいのか」をご一緒に解明しています。
その時間の中で、次のように気付くことが多いです。
「どう装いたいか」の答えは、その方の内面にある。
なぜなら、外見はその方の内面の一番外側にあたるから。
あなた自身の内面の良さを、外見のすべてで表現してほしい。
気付いたら、お客様にとって分かりやすい言葉や具体例で、きちんとお伝えするようにしています。
そして、お客様が知らせてくださる後日談では

と、教えてくださる方も多くいらっしゃいます。
私が最終的に目指していることも、まさに「気にならなくなる」ことです。
うしろ向きではなく、気にならない自分が好きになる。
自分の内面そのものが生みだす魅力的な外見で、自由に生きられる人になる。
素のご自分のまま、心からの思いを歌っておられる出演者の皆さんを拝見していて、
そのようなことを思いました。
人に伝えるときに一番大切なこと
それは、ひとつだけ。
なだらかな穏やかな言葉と表情で伝える、ことではないでしょうか。
妙に明るく振る舞わなくても良いし、無理してポジティブにする必要ないのです。
もちろん悲観しすぎることも無ければ、恐れすぎることもしません。
自分に自信が持てたら、なだらかな自分でいられます。
そしてなだらかな内面を外見でも表現したい。そんな風に思っています。
でも、新型コロナウィルスを拡げない為、自宅にいる今
肝に銘じていることが2つだけあります
- ネガティブな、沈み込むような発言はしない。
- 攻撃的な言葉を発しない。
おそらく世界中の方が今は「ステイホーム」で暮らしています。
そんな日常、SNSが自分の世界のすべてになっている方も多いと思います。
私もサロン主宰者として、何らかの発信は届けたい。
それでもこの現実を嘆いたり怒ったりする感情を吐露する発言は、厳に慎んでいます。
読んで下さった方に、心配をかけたくないし、不快な気分をおかけしたくないからです。
そりゃぁ、私もストレスに感じることは多いですし、落ち込む気分にもなります。
でも、公にそれを流してしまうのは、違うと思うのです。
そういった言葉は、お散歩や料理や、体を動かすことで無くしてしまいましょう。
それでも無理なら、お友達との電話やテレビ電話で、聞いてもらいましょう。
このYouTube動画のように、観るだけで感動する素晴らしい発信は沢山あります。
Amazonプライムなどの無料サイトで、
- 好きな映画
- 好きなドラマ
- 好きだったことを忘れていた映画
などなどに出会ってみるのも素晴らしい過ごし方です。
もちろん本をゆっくり読むことも。
辛い時間も必ず上向く時が来ます。その日を信じて、なだらかに穏やかに。
難しいことは置いておいて、観てください!
と、いろいろ書いてきましたが、
難しいことは横っちょに置いておいて、お時間のある時にご覧くださいね!
感じ方は人それぞれです。
涙するもよし、出演者の皆さんの表情を楽しむのもよし。
自由です。
お家時間のひと時にどうぞ。
出来れば、イヤホンでの大音量で聞いて下さいね。
出演者の方々の息遣いや歌いまわしが鮮明に聞き取れて、より一層感動すると思います!
お読みいただきありがとうございました。