こんにちは。
東京・吉祥寺にて、50代女性に向け「自分を知り、自分を慈しむ装いをご提案する自宅サロン」アンドレアを主宰しております、松前恵美子です。
告白しますと、
私は「自分の本質を知る」ことによって
いわゆるファッション診断などに基づく、外見を幾つかのタイプに分け、
パターン化した「似合うもの」をお勧めする事に、大きな違和感を覚えるようになりました。
特にその傾向はコロナ禍での生活の変化で、加速し確信を得るものに変わってきました。
でもそういう自分を、マイナスには捉えていなくて
各診断により客観的に自分の似合うものを知ったからこそ、
自分の本質と照らし合わせて、取捨選択が出来て
結果的に「好きなものを着ればよいのだ」と、自分が解放された、と感じています。
今日はそのお話をご紹介したいと思います。
お読みいただければ嬉しいです。
外見をタイプに分けることの意味
今広く親しまれている「外見をタイプに分けて診断する」理論は3つあります。
- 顔タイプ診断
- パーソナルカラー診断
- 骨格診断
その中でも新しい理論が顔タイプ診断で、既存のパーソナルカラーと骨格だけでは似合うものに辿り付けず、腑に落ちなかった方には、大変有効な理論です。
これらのどれか一つが優先的に大事だ、という事でなく、三位一体でその方の「似合う」を導き出せるデータです。
導き出されたデータは、客観的に「自分が似合うもの」を教えてくれるので、いわゆるファッションが苦手な方には救世主のような考え方です。
私のサロンでも、この3つの診断を軸にする
「トータルアドバイスコース」をトップに据えているのは、
自分の外見に迷った方が「外見印象を客観的に知る」には、
とても良いアプローチの仕方だ、と信じているからです。
タイプに分けただけでは似合うものに辿り着けないわけは
では、3つの診断を軸にする「トータルアドバイスコース」をしているのに、
「タイプに分けただけでは似合うものに辿り着けない」と発信するのは何故でしょうか。
それは人の数だけ、パーソナリティがあり、パーソナリティはそんなに単純に分けられるものではないからです。
パーソナリティとは、この場合、その人の持ち味・個性・人柄をさします。
私は、パーソナリティという言葉を、「本質」という言葉で表現します。

例えば「女性らしい大人っぽいアイテムが似合う」タイプに当てはまったとしましょう。
対して、本質的な性質が「気取らず、着飾ることに価値を見出さない」場合は、
女性らしいテイストの服装は手に取れません。
手に取れないことが悪いのではなく、手に取れないことが「自分らしさ」の本質だから、そもそも相容れないものなのです。
加えて、そういった本質をお持ちの方が、生活のベースとして親御さんの介護に携わらざるを得ないのでしたら、
そもそも「女性らしい大人っぽい」服装は、お顔立ちや身体つきに合っていたとしても、無縁のものです。
私はこういった「外見と本質の違い」を、きちんと言葉で表せるという事を、算命学・四柱推命で知りました。
そして、サロンを訪ねて下さるお客様に、そういった視点でお伝え出来たら、と思い、四柱推命を学ぶことに決めました。
蛇足ですが…
ファッションの協会代表の先生方や、著名人の方は、たいてい命式の中に○○の星や、○○の星をお持ちです。
ちなみに私は持っていません。外見より本質的なものに目が向くのも、ある意味必然かと思っています。
算命学・四柱推命で今の自分を知るということ
算命学・四柱推命では自分の持って生まれた宿命が分かります。
宿命とは命を得た時=生まれた時に宿った自分のデータであり人生の地図です。
これは変えたくても変えられません。
自分の家族を変えることはできません。
自分の生年月日も変えることはできません。
生まれた土地や国も変えることはできません。
一方、運命とは何かというと、自分の選択によって如何様にも変えられるものです。
自分の持っている星を、今後、どのように自分の人生に活かしていくかは、生まれた時には決まっていないのです。
運命の命を「宿命」と捉えれば、運命とは「宿命を運ぶ」ことです。
鑑定で導き出す命式に書かれている星から、
今後の人生の傾向、どういうことが起こりやすいかの予測ができます。
その予測に対して、流れに乗るのか、流れを変えたいのかを決め、より良い道を探します。
算命学・四柱推命は、決まっている宿命という地図を使って、より良い人生を生きるための「学問」なのです。
そして、その学問の古からの知恵を学びお伝えするのが、鑑定士の役目です。
自分勝手に意訳することは、厳に慎むべきことだと考えて勉強しています。
食事に例えると
四柱推命は「自然の法則」を人間にあてはめて考えられています。
言うまでもなく、この世で人間だけが特別なのではなく、人間もまた自然の一部である以上、自然の法則が当てはまるのです。
この「自然の法則」を、鑑定書にある命式から読み解くのです。
あまりにも命式に表れている自分にとっての法則に逆らって生きていたり行動していると、
負荷が大きくなるので、体調を崩したり、気分的に悩んだりすることになります。
そうならない為に、やはり自然の法則に則って生を得ている食物を、
上手に利用していただくのが薬膳であり、マクロビオティックであるのです。
行動エリアについて
「行動エリア」とは命式からわかる、その人の行動のクセのようなものです。
ご参考までに、下記の円盤が私の行動エリアです。

この行動エリアを知ってから、私はサロンの運営の仕方も見直しました。
お客様に伝える=アウトプットが苦手で、ついつい「もっと勉強してからにしよう」とメニュー改良などを先延ばしし、
「学ぶことに逃げて」いたのですが、それをやめて、学んだことをどんどん形にしてブログで発信(アウトプット)したり、
メニューをリニューアルする決心をする事が出来ました。
そして、もう一つ「守る」ことについては、それまで避けてきた「自分の健康を見直す」ことに目を向けることしたのです。
きちんと検査をして、懸案事項があれば治す、または悪くならないようにする、といった事を心がけることにしました。
検査によって、自分を見つめ「自分の未来を守る」事が出来て、良かったと思っています。
私は「視える」人ではありません
ちなみに、私は「不思議なパワーを持つ、視える人」ではありません。
また、お伝えするのは「学問」であるので、
怪しげな物品に頼る結論は申しません。
四柱推命は「諦めの学問」と言われています。
変えられないものを変えようとするのではなく、
「変わらないのだ」と良い意味で諦めて、対処の仕方を探してみる。そのような奥ゆかしい学問なのです。
私が、算命学・四柱推命を好もしく感じたのは、この為でもあります。
どうか、安心してくださいませ。
【私の場合】何を知って何から解放されたか
算命学・四柱推命によって何を知り、何から解放されたか、まとめてみたいと思います。
自分について知ったこと
- 専業主婦に収まっていられない性質
- 60歳を過ぎてから、尚更専業主婦は無理(笑)
- ただし、トップの星を持っているので誰かの下で働くのは難しい
- 目立ちたいとか、裕福になりたいとかではなく、誰かの為になりたい、という気持ちが強い
- とはいえ家庭的な面も多く持つ
- アウトプットを意識し努力して、より良い仕事を目指していく事が、自身の成長と幸せに繋がる。
解放されたこと
- 家に閉じこもり家事を主たる使命にして生きて行かなくても良いのだということ
- 「自分だからこそ出来ること」を真剣に探すことに、正面から取り組む勇気が持てたこと
- 「何を着るか」についても、他の方の理論を継承するだけでなく、自分の「好き」という視点を持って良いのだと思えたこと
「専業主婦に収まる」とか「家事を主たる使命にして」と書いているのは、私が子供だった頃から母に「専業主婦こそ女性の正しい在るべき道」と教えられ、「仕事をするなどみっともない」と言われ続けたからです。
この呪い⁈は、自分で意識するよりもずっと深く擦り込まれていましたが、解放してくれたのは、息子達でした。
ちなみに、今でも母は「嫁しては夫に従い、老いては子に従え」と言います。自分は夫や子(=私)の言う事なんか聞かないのに…(笑)
「タイプ分け」と「本質」をドッキングさせたアドバイス
ここまでわかって初めて、自分の外見印象がハッキリわかるようになり、タイプに縛られることの無意味さが理解できたのです。
そこで、精いっぱい真髄をお伝えするために、サロンで使うアドバイスシートやレジュメを、自分なりに大きく改良しました。


こちらは「外見」についてではありませんが、頑張って改訂したのでご紹介(^.^)

お客様の人生や日常にしっかりと寄り添う内容になっております。
どうか、チャンスがあれば是非お手に取っていただきたいと思います。
おわりに
タイプ分けされた結果だけが、あなたの美しさを決める基準ではありません。
各診断により客観的に自分の似合うものを知った後は、タイプ別のアイテムに縛られないで、
自分の本質と照らし合わせて、取捨選択が出来てこその、診断結果です。
外見印象のみで「何を着るのか」を決めずに、
もっと自分を形作っている本質的なものに目を向けてみましょう。
その結果、最終的には「好きなものを着ればよいのだ」と、自分を解放してあげてほしい、と感じています。
その為のお手伝いが出来たら、こんなに幸せなことはありません。

お読みいただきありがとうございました。