外見と地域と知性

こんにちは。

東京・吉祥寺にて、50代女性に向け「内面と外見がマッチする装いをご提案する自宅サロン」アンドレアを主宰しております、松前恵美子です。


今日のお話は

あなたの外見は地域に相応しいですか?装いはそこも加味して選んだ方が品の良さを感じさせ、魅力がアップしますよ

という内容です。

もしもあなたが「人の目なんて関係ないでしょ?好きなものを着るのが一番でしょ?」と思われるならば、ここで読むのは止めて下さいね。

* * *

これは、私が一昨年の夏、実際に経験したお話です。

それ以来、自分の装いを決める際には重要だ、と思っていることなのでシェアします。

お読みいただければ嬉しいです。

私の暮らす街

私が25年以上暮らしているのは、吉祥寺駅から徒歩で行ける住宅街です。

吉祥寺は「住みたい街ランキング」トップに位置する街ですよね。

いわゆる「都会」のイメージが強いと思いますが、

私が住むのは元々実家の母が生まれた場所で、戦前から私の祖父母が住んでいた土地になります。

今でもご近所では祖父母を覚えている長老も多く、いまだに私は「○○さんのお孫さん」と呼ばれます(笑)

何が言いたいかと言いますと、都会でありつつ「閉鎖的」な色も濃いという事です。

特に自宅から駅に向かう途中に、コミセンと呼ばれるコミュニティセンターがある為、ご近所の目は濃いです。

加えて今は、階下に住む実家の母が介護保険で地域の皆さんのお手を借りて暮らしていますので、余計にご近所との関りは深いです。

ノースリーブ

さて、そんな風に暮らしている中で、私はファッションの勉強をし3年前から自宅でサロンを始めました。

サロンを始めてからも学びを続け、一昨年に顔タイプ診断協会の認定講師になりました。

協会の本部は銀座にありましたので、認定講師として赴く際には自分の顔タイプである「ソフトエレガント」を意識してコーディネートして行くことになります。

そんなある夏の日、私はその頃「似合う」と勧められたノースリーブのトップスを着て、家を出ました。

これです。

当時私の骨格はウェーブ認定だったので、ウェーブっぽいトップスです。

本当はストレートなのですが、フィットしない&透けない素材だったので、イタくならずに着られたのだと思います。

これに、写真ではブルーですがラベンダーのスカートを合わせてよく着ていました。

視線を感じる

ところが、このスタイルで家を出たとたん、視線を感じることが多くなりました。

顔見知りのご年配の方が、すれ違うたびに「ん?」と頭の先から足の先まで、サッと視線を走らせるのです。

その時私は、「あぁ、ノースリが派手に見られるんだな」と思ったものです。

もともと実家の母は洋服には厳しい人で、若いころから「ノースリーブはハシタナイから着てはいけない。」という人でした。

一昨年の私は、ファッションの勉強を積んで、自信をもってノースリを着ていたのですが、どうも駅への道すがら何とも言えない視線を感じます。

結局、駅まではカーディガンを羽織って歩くことにして、銀座に着いてからノースリで歩くようにしました。

その後の顛末

それから暫くして、我が家の向かいにある美容院から帰った母に言われました。

さっき美容師さんに

「最近よく“○○さんのお孫さん、何をしておられるのですか?”といろんな人に聞かれるのですが、お嬢さん何をしているんでしたっけ?」と言われた。

あなた、そんなに派手な格好をして出かけてるの?

我が家は、中は全く繋がっていない二世帯住宅なので、私が出かける格好を母は見たことが無かったのです。

ノースリのトップスを着て見せた時に、さすがに「意外と似合うわね。」とは言ってくれました。

が、次に続いた言葉が

「なんだかあなたは色が白いから生々しく見えるんじゃないかしら。そういう意味で、やっぱり“ハシタナイ”わよ。」

だったのです。

その時感じたのは反発ではなく、なるほど、という感情でした。

「私が着たいから着る!」とゴリ押しするのではなく、

周りの環境に馴染ませることも、装いを決める一つの要素であり、工夫と知性の働く領分だなと思ったのです。

わたし

私が尊敬するスタイリスト、大草直子さんがおっしゃる言葉に

「おしゃれというものは、生まれ持ったセンスとか、財力みたいなことだけで出来ているものではなくて、アイディアと工夫と知性でなんとでもなるもの。」

というのがあって、勝手ながら座右の銘にしています。

結局この白いトップスはそれから一度も着ていません。

ジャケットのインナーにしようと思ったのですが、

インナーにするには首が詰まりすぎていてモッサリ見えてしまったのと、

レースの持つテイストが今の私には甘すぎて、洗練された印象にならないのです。

装いを決めるには、診断結果を組み合わせるだけでなく、

やはり、その人の印象や内面も加味して作り上げることが何よりも大切だという事なのだと思います。

まとめ

前回の記事で、

自分の良さや「印象」は自分ではわかりにくいので、時々はプロに選んでもらうのも視点が変わって良いですよ、とお伝えしました。

私が仕事の中で、もう一つ大切にしていることがあって、

それは

お客様のお住いやお仕事の環境も考慮に入れ、装いをトータルでご提案するよう努力することなのです。

これは、今日の記事のようなことを経験したからだったのでした。

「人の目なんて関係ないでしょ?好きなものを着るのが一番でしょ?」

これもありですし、

「自分の置かれた環境から浮かない装いを心掛けたい」

これもありです。

私は

装いは、あなたのいるその場所に相応しいですか?を加味して選ぶ方が得意です。

その方が大人の余裕と品の良さがかえって強調され、魅力的だと思っています。

あなたは、ご自分の装いにどんな風に向き合いますか?

答えが見つからないときは、プロの意見を聞いてみるのも良いですよ^^

お読みいただきありがとうございました。

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