こんにちは。 東京・吉祥寺にて、50代女性に向け「自分を知り、自分を慈しむ装いをご提案する自宅サロン」アンドレアを主宰しております、松前恵美子です。

このブログを読んで下さっている方は、うすうすお気付きと思うのですが
今後、少し「サロンワークのやり方・捉え方」を変えていくことにしました。
まだはっきりと言葉に出来るほど、方向性が顕著にはなっていませんが、
その都度正直な言葉で、私なりの考えを書いていきたいと思っています。
サロン自体をやめたり、閉じたりするつもりは全くありませんし、「変える」といっても、ご提供するサービスについては自信をもってご提示していますので、ご縁がありましたら、お問合せ下さいませ。
思えば、今年の前半は、コロナという今までに誰も経験したことのない状況に戸惑いつつも、
社会人・家庭人として、目の前に起こることに真摯に向き合ってきました。
それは、コロナでなくても私の変わりない在り方として心がけている姿ですが、
突然こんな状況に放り出されることでもなければ、見ないフリをしてやり過ごそうとしてしまったことも多々ありました。
考えようによっては、自分を見つめ直し、方向性を整える機会でもあり
立ち止まって見直す貴重な時間を貰った、と考えるべきことのような気もしています。
今日の記事では、私が今後サロンをどの方向に繋げていきたいか、どのようなアドバイザーになりたいかを
- ファッション診断のその先
- イメージコンサルタントとしての在り方
- 発信の仕方
この3つの視点から書かせていただきたいと思います。
お読みいただければ嬉しいです。
①ファッション診断のその先
顔タイプ診断・パーソナルカラー・骨格診断。
この3つのファッション診断の結果を正しくお伝えすることによって
「何を着たらよいか分からなくなった方」の悩みが、きれいに解消すると信じてサロンを立ち上げました。
でも、「お伝えする言葉や気持ち」をどんなに工夫し整えても、
一定数のお客様にとっては「解消する」ことが出来なかったケースもありました。
悩みを解決できない方
実は、自分のタイプが分かって、モヤモヤが解決する人はほんの一握りだと感じています。
○○タイプだから「これ」が似合う。
○○タイプだから「これ」は似合わない。
○○タイプに縛られるのが嫌な時は「これ」で○○タイプに寄せましょう。
「これ」に納得できる人は良いけれど、

「○○タイプに似合うテイストを着る自信がない」
「○○タイプに似合うテイストは好きじゃない」
「そもそも”寄せる”ってわからない…」
このようにグルグル悩む方は多いです。
悩む方が悪い、のではもちろんありません。
おそらくご本人様が「外見に悩んでいる」と思っているだけで、
本当の悩みの核は心の奥にあり、
表層部分だけ変えても、本質的なところが変わっていなければ、元の木阿弥になってしまう、と気付いたのでした。
悩みの在りかと本質を見極めなければ、
いくら診断しても、メイクを変えても、ショッピング同行をご一緒しても、何も良い方には変わらないのです。
今後の私の仕事の在り方としては、ここが大切なポイントになりそうだ、と感じています。
②イメージコンサルタントとしての在り方
もう一つ、見ないフリをしようとしてできなかったことが、
イメージコンサルタント(以下、イメコンと称します)としての在り方でした。
今SNSの世界の中でイメコンの皆さんは、ご自分の自撮りや動画で、
- 自分がどういった人で
- どういったファッションが好きで
- どういったご提案をしようとしている人なのか
を積極的にアピールする風潮があります。
私といえば、自分がモデルさんのようにファッションリーダー然とする気持ちもありませんし、自撮りをアップしたいとも思っていませんので、
もうそこで1歩も2歩も出遅れている感を持たれても仕方ない、したくないものは出来ない、と、腹を括っていました。
同じ考えで、お客様のBefore&Afterも出していないので、
SNSの世界の中では、私のやっていることは見えにくくて分かりにくいだろう…と、自覚しています。
それでも、自分が出過ぎる事には違和感がありますし、お客様を宣伝に使うことにも違和感が強いので
「言葉で私という人を分かって頂こう」と、最近決意を固め、サロンの方向性を下記の図にまとめ、発信し続けようと思うようになりました。
この図がまとまった時に
「私はイメコンではないな」とはっきりと自覚したので、
肩書を「トータルイメージアドバイザー」に変更した次第です。
もっとしっくりくる肩書が見つかったら、また変更するかもしれません。
その際は、温かく見守っていただければと思いますm(__)m
それでも、外見の印象作りを軽んじているのではなく、むしろ大切だと思っています。
外見が重要、と言われる要因は
それは、人の第1印象の8割は、外見から判断されるからです。
メラビアンの法則
人の第1印象は、最初の3秒で決まると、言われています。
そして、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した“メラビアンの法則”によると、
人の第一印象を決める割合は
- 視覚(見た目):55%
- 聴覚(声・話し方):38%
- 言葉(話の内容):7%
つまりは、約6割が見た目で決まるのだそうです。
声や話し方と合わせると9割を超えるので、初対面でご挨拶程度の会話を交わしただけでも
第1印象の9割以上は決まってしまうのです。
今はマスクの時代なので、特に目の印象は大切になってくるでしょう。
なぜならマスクをすると、目しかお相手からは見えないからです。
目は心の窓
「目は心の窓」という言葉を耳にしたことがおありかと思います。
「目は心の窓」とは、目を見ればその人がどのような人間なのかがわかる、目は自分の本性を隠しようもなくあらわしている」という意味の諺(ことわざ)です。
ところが最近、目がきれいな人が少なった気がします。
電車に乗っていても、「表情の無い目」「不安な目」をした人が多い、と感じます。
現代社会は情報が多すぎる
その要因の一つが、情報が多すぎることだと、私は思っています。
スマホの普及で、情報収集が素早くできるようになりました。
インスタやツイッターを開けば、キラキラ女子が溢れていて、
最新のコスメに、トレンドに、パーソナルカラー・骨格診断・顔タイプ診断の情報や、
そのレポートが溢れています。
人によっては、見れば見るほど「そうでない自分」が気になり、不安になります。
「SNSをもう見たくない」とも思ってしまうのではないでしょうか。
そもそも悩む度合いの低い方なので、ある意味心配はいりません。
このように、情報過多の状況は、むしろ人を不安にさせてしまいます。
特に、自分に自信がない人は、無意識のうちに外部に対して「警戒心」を抱いているのだと思います。
他人から害を受けないように、だまされないようにという「警戒心」が「不安」となり、知らない間に心を閉ざしてしまっている。
でも「警戒心」や「不安」は自分にしか解けないのです。解いてくれる情報を更に探そうとしても、無限ループに陥ってしまいます。
「不安や怖れの気持ちさえ持たなければ、人生は素晴らしい」と、かの喜劇王・チャップリンは言いました。
この「怖れ」を乗り除くのが、特に現代は難しいのです。
「不安や怖れ」を克服するためには、自分を信じることが大切なのだと思います。
自分を信じられるから希望が生まれ、希望を抱ければ心の窓は開かれるでしょう。
そうすれば「表情の無い目」「不安な目」も、優しい心の窓としてあなた自身を助けてくれるのでは、と思います。
プロの手を借りる
「警戒心」や「不安」は自分にしか解けないのに、自分ではなかなか要因に気づかないからこそ
その道のプロの手を借りることも大切な解決方法だと思います。
私がサロンでやっていきたい方向性は
不安になりがちで、でもキラキラが苦手で、SNSを見たくなくなることもある方を助けたい。
その為の在り方・発信に、今心を砕いています。
③これからの私の発信
ワードプレスのブログ記事というものは、「お役立ち記事」を作るのがセオリーです。
アメブロのように「私日記」的な内容ですと、Googleから「良い記事」とはみなされず検索結果からはじかれます(泣)
私自身は初期の頃から、キラキラ自撮りをしたり、自分の黒歴史⁈を前面に出し過ぎたり
シャンパングラスでお茶会するような仕事はしたくなかったので、
逆に言えばアメブロに書くことがあまりありませんでした。
その為、ちょうど1年前に一念発起してワードプレスに移行し、HPとブログを合体させ、
お客様に向けて「どのようなサービスをご提供しているのか」「そのために役に立つヒントは何か」を記事にアップしてきました。
でも最近は「キラキラしたくない私は、こういう人で、こういう事を普段している」みたいな記事も必要かな、と思うようになりました。
なぜなら、私がライフワークにしている「本質を外見に活かす」ご提案は、一般的な内容で語れることが少ないからです。
ただし、たとえ匿名にしたとしても「お客様から伺った気持ちや内容」を、発信する気持ちにはなれませんので、
私自身の事をご参考にして頂くために、記事を書くことが多くなります。
私自身も私人であり家庭人であり独りで生きているわけではないからです。
…そのせめぎあいで生まれたシリーズ⁈が、外出自粛に際してのお勧めエンタメシリーズです。
この記事をご覧になって「好きな作品のテイストが同じで安心できました」とお申し込み下さった方も数名いらっしゃったことで、
私自身の、記事の発信の仕方を考えるようになりました。
自撮りやBefore&Afterを出さないなら、「私という人」を正直な言葉で分かっていただく努力もしないと、と思っています。
もう外出自粛、という感覚は薄れてきている方もいらっしゃるかもしれませんが、
私的には、デパートなどのコスメ売り場からビニールの覆いが外されるまでは、
気持ちのどこかに「自粛」という感覚は持ち続けないといけない、と考えています。
【外出自粛】お勧めエンタメ第2弾!
【外出自粛】お勧めエンタメ第3弾!
【外出自粛】お勧めエンタメ第4弾!
【外出自粛】お勧めエンタメ第5弾!
おわりに
今日の記事では、私が今後サロンをどの方向に繋げていきたいか、どのようなアドバイザーになりたいのかを
- ファッション診断のその先
- イメージコンサルタントとしての在り方
- 発信の仕方
この3つの視点から書かせていただきました。
- ファッション診断で悩みを解決できない方へ向けたサロンの在り方を充実させたい
- イメコンではなくてトータルイメージアドバイザーなのだ、と気付く
- 「私という人」を分かっていただく記事をもっと書いていく
このような抱負をもちつつ、精進していきたいと思っています。
こうしてあらためて過去の記事を見てみると、
如何にコロナが私に「考える時間」を与えてくれたか、が良く分かります。
お読みいただきありがとうございました。