こんにちは。
東京・吉祥寺にて、50代女性に向け「内面と外見がマッチする装いをご提案する自宅サロン」アンドレアを主宰しております、松前恵美子です。
50代に差し掛かると、メイクの手順をシンプルになさる方が多いです。
その中で真っ先に省かれてしまうのが「アイシャドウの締め色」と「アイライン」なのです。
でも、ちょっと待ってください!
この年代の方のお悩みでも多いのが
- まつ毛がまばらになり、目の輪郭があいまいになる
- 上まぶたが下がってきて、重たい印象になる
…つまり、ぼやけた目元になってしまうのです。
その悩みは、
アイシャドウの締め色を使うこと
アイラインで目の輪郭をハッキリさせること
この2点で、解決できます。
サロンのお客様にも、目の印象がぼやけていることで、
本来お持ちの美しさが隠れてしまう方が多いです。
今日は、普段アイラインを省いてしまっている方にも、描きやすい方法をご紹介したいと思います。
普段全くアイラインを描かない方は「基本編」から。
もう1歩効果的な描き方にチャレンジされる方は「応用編」へ。
お読みいただけましたら嬉しいです。
アイシャドウの締め色とアイラインを省くとどうなるか
はい。こうなります(笑)
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向かって左は、今から5年ほど前、いちばん外見に悩んでいた頃。目が小さくなってしまうような気がして、締め色もアイラインも入れていません。
向かって右は、現在。二重幅に締め色を入れ、応用編のアイラインをリキッドライナーでしっかり入れています。
目の輪郭を強調する方が、黒目も大きくなったように感じられますし、表情が活き活きと感じられますね。

5年前の方がまつ毛の量もありましたし、上まぶたの被さりも少ないはずなのに、なんとも眠そうな表情になっていませんか?ついでに眉も細く描いているので、幸薄そうな顔ですね(;´д`)トホホ
自然でナチュラルなメイクにすることと、
手順を省いて「なんちゃってナチュラル」にすることとは、結果が全く違ってきます。
その中でも、目の輪郭周りを省くと、こんな結果になってしまうので
是非とも、アイシャドウの締め色とアイラインは省かずにメイクしましょう!
アイシャドウの締め色とアイライン、それぞれに役割がある
ついつい、省かれてしまいがちな、アイシャドウの締め色とアイライン。
でも、その2つにはそれぞれ役割があり、省かない方が良い理由がちゃんとあるのです。
締め色は腫れぼったさを解消する
締め色といっても濃い茶色をベッタリ塗り込むわけではありません!
まず、まぶた全体を明るいベージュ系の色で整え、加齢によるくぼみや影を取り払います。
その色よりも1段階濃い色で二重幅、一重の場合は目を開けた時に正面から見える幅に色を重ね、輪郭を補強します。
おすすめはパール感のあるクリームタイプのアイシャドウです。
艶感がグラデーションになり、くすまない立体感が生まれるので、
まぶたが被さって重たくなった50代の目元を、スッキリ若々しく見せてくれる効果があります。

※上段はブルーベースの方向け、下段はイエローベースの方向け
※2020/4/22現在、BE388は廃盤になりました。こちらの楽天には在庫があるようです。
アイラインはまつげの密集感を高め、目元の輪郭を強調させる
まつ毛が密集していることで、フレームが強調され、若々しさが宿ります。
でも、加齢によりまつ毛の本数自体が減ってきますし、まつエクなどで抜けてしまい生えづらくなってもきます。
まずは、疎らになってきているまつ毛の生え際を埋めつつ補強しながら、まつ毛がちゃんと生えそろっている状態に近付けます。
その次に、下がってきたまぶたに目がいかないようにするため、目幅を少し広げるのです。
その際、目尻側のアイフレームに沿って延長するのではなく、フレームから離すことで、疑似目幅を作るのです。
これが、50代のアイラインの一番の役割です!

この効果により、目元が引き締まり、印象的な眼差しが生まれ、顔全体の印象も活き活きとするのです!
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ねっ??!!
【基本編】と【応用編】の違い
- 基本編は、アイラインを、目尻側に延ばさず、まつ毛の生え際を埋めるに留める。
- 応用編は、アイラインの目尻側を自分の目の形に通りに描かず、目幅を出すように描く。
もちろん、どちらの場合も締め色は入れます。
もう少し具体的にご説明いたしますね。
基本のプロセスで目の輪郭をハッキリさせ、応用のプロセスでは目幅を出したるみを軽減する
私たち50代は、年齢と共に、まぶたが被さってきて、二重の方は二重幅が広がって眠そうに、一重の方は、主に目尻側のまぶたが重く下がってきます。
その為、目尻を上昇させるために、アイラインを描くのですが、技を知らないと、どうしてもアイフレームに沿って延長して描いてしまいます。
そうすると、目を開けた時には逆にアイラインが下降してしまいます。
そして、下がっているまぶたの中に、せっかく描いたラインまで埋もれてしまいます。


そうならないための、効果的なアイラインの描き方をご紹介します!

50代のためのアイラインを描いてみましょう
基本編
大切なポイントは、まつ毛の隙間を埋めるように描くことです。
アイライナーはリキッドがお勧め。筆を寝かせて描くようにしましょう。
お勧めはこちらです。
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なお、描くときに一筆書きになってはダメです!
①筆を寝かせた状態で、まつ毛の隙間を少しずつスタンプで埋めていくように描きます。
②目頭ラインはできるだけ細く。まつげが生えているところまでは普通に埋めるように描き、本当の目頭からは5mmあけましょう。目頭まで描いてしまうと「昭和感」が増してしまいます。
③ラインを描き終わったら、アイシャドウとアイラインの色の段差をぼかすために、締め色のアイシャドウをラインに沿って付けていきます。
お勧めの締め色は、上述のクリームタイプのほかに、こちらのパレットの右下の色もお勧めです。


Beige Beigeは、一見イエローベースの方向けに見えるかもしれませんが、パーソナルカラーは問わない「日本人に合う色」が揃う銘品です。
締め色が苦手、と仰る方は多いのですが、この色を是非お使いになってみてください。
上品な大人の目元が、簡単に表現できますよ。
応用編
基本編の手順に慣れてきたら、ぜひ応用編も挑戦してみてくださいね。
応用編では、より目元を引き立てるために、目尻側のラインを水平に描き足し、目幅を広げます。
目の中央から三角地帯を描き足すのですが、その際、下のラインは水平になるように。


下がってしまうと、三角地帯も下がってしまうので、結果的に目を開けた時、まぶたの重みに埋もれてしまいます。


≪ワンポイントアドバイス!≫
描く位置が見やすいように、手鏡を下からもって、描き始めます。
①上まぶたのの中央から水平に真っすぐラインを引く
なるべく線の終わりはスーッと消えるような線を描きましょう。
もしぼてっとなってしまったら綿棒で修正しましょう。
※この絵は鏡に映った顔を描いているので、鼻の穴が見えています(^-^;
②まぶたの合わさったところから、①のラインにぶつかるようにラインを引く
下側の線は下まぶたの延長線上にに延ばしていきます。
※この絵は鏡に映った顔を描いているので、下側のラインが上がっているように見えていますが、実際正面から見ると水平になります。
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③三角地帯の中を埋めたほうが、正面から見た時に自然です。
※実際に塗ったところ。
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完成!
正面から見れば、三角地帯も悪目立ちはしません。
目尻側のまぶたの被さりも気にならないと思いますが、如何でしょうか?
まとめ
50代に差し掛かると、「アイシャドウの締め色」と「アイライン」を省いてしまわれる方がとても多いです。
省いてしまうと…
目の印象がぼやけていることで、本来お持ちの美しさが隠れてしまう方が多いです。
そして、眠そうな表情になってしまい、幸薄い顔になってしまいます。
♦締め色は腫れぼったさを解消する
♦アイラインはまつげの密集感を高め、目元の輪郭を強調させる
是非、このラインの入れ方をマスターして、
活き活きとした魅力的なお目元を手に入れてくださいね!